2024年11号
ついこの間まで暑い暑いと言ってたのに気が付けば今年も残すところとなりましたね。秋が深まり冬に季節が移り変わっていくと体調や気分が優れないと仰る方も少なくありません。一番の原因は、寒暖差による自律神経の乱れです。夏よりも冬の方が昼夜の寒暖差が大きくなり、急激な気温の変化で自律神経が乱れて体調が崩れやすくなります。また、冬になると夏と同じ風景も何となく寂しい気持ちで受け取ってしまう、ということはないでしょうか。夏に比べて日照時間が短くなることで、やる気や感情をコントロールする「セロトニン」というホルモンが活性化されにくくなるということが分かっています。脳の活動が低下することも冬の体調不良を引き起こす原因となります。自律神経は交感神経と副交感神経からなり、それぞれの臓器に働きかけます。車で例えるなら、アクセル(自律神経)、ブレーキ(副交感神経)のようなものです。この2つは臓器にとって異なる作用であることから、その都度切り替えないといけませんが、本来は徐々に切り替えていくものです。しかし急激な変化が何度も起きると、臓器にかなりの負担がかかり、各臓器に関係した不調が表れます。車もアクセルとブレーキを何度もかけるとどこかのパーツが故障します。そのような事態を防ぐ為に、自律神経を整える過ごし方のコツを紹介します。
〇朝起きたら日光を浴びる:朝一番に日光を浴びることでセロトニンが分泌されて、体内時計にスイッチが入ります。特に冬は日照時間が短くなりますので、休日でも朝起きてすぐに日光を浴びる習慣を取り入れていきましょう。
〇手軽なストレッチで筋肉をほぐす:寒さが厳しくなる冬は血行が悪く、自律神経が乱れやすくなります。こまめなストレッチや肩回しなどで全身の血流や筋肉をほぐすことで疲れにくい身体を作ることができ、心も身体もスッキリします。
〇毎日湯船に浸かる:湯船に浸かってリラックスすることは、身体を休ませる副交感神経が優位に働き、自律神経を整えることができます。また、睡眠の質が高まり日頃の疲れが取れやすくなります。
西 邦光
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