2024年06号
気温、気圧、湿度が急激に変わると、体に不調が生じることがあります。このような症状を気象病と呼ばれています。また、頭痛持ちや関節痛がある方によっては、症状が酷く現れることがあります。気象病の症状は様々で、代表的な症状は片頭痛や関節痛、めまいなどです。他にも、だるさや吐き気、下痢、食欲減退、眠気など、言葉にするだけでもぐったりするような症状が出ます。個人差があるので、全ての方が症状にあてはまるとは限りませんが、朝は元気であっても、午後から頭痛や吐き気を感じるなど、突然不調がやってくることもあります。気象病は周りに理解がされにくく、突然の不調に驚く方も多いでしょう。気象病の原因としては自律神経によるものも考えられます。自律神経は末梢神経のひとつで、交感神経と副交感神経からなりたっています。そして、自律神経は脳の視床下部でコントロールされているのです。交感神経は日中エネルギーを消費し、神経を活発にする役割があり、副交感神経は夜間のリラックスや休息を手助けする役割があります。それぞれが役割を果たすことにより、バランスを保っているため、ストレスや睡眠不足、過労によりバランスが崩れてしまうと、心身に支障が出てしまいます。よって、日ごろから規則正しい生活、睡眠、食事をとりながら自律神経を整えることが、現代人にとっては必要不可欠です。また、気圧の変化を体で感じる部位は、耳の中の鼓膜奥にある「内耳」です。内耳で気圧の変化をキャッチすると、脳へ伝わります。自律神経は脳の視床下部でコントロールされているので、内耳から脳へ伝わった気圧の変化が、自律神経に広がります。すると、交感神経と副交感神経のバランスがとれなくなり、体に不調を感じてしまうのです。交感神経が活発になりすぎると、痛みに刺激を受けやすくなり頭痛や古傷の痛みに悩まされます。一方で、副交感神経が活発になると、だるさ、やる気のなさを感じてしまいます。規則正しい生活の心掛けとともに内耳の血流量を上げるために入浴や耳のマッサージも良いかもしれません。 西 邦光
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