2022年06号
この時期になると、何となくカラダがだるい、肩がこるといった梅雨独特の症状を訴える方が多くなります。ある調査では女性の60%以上が不調を感じていると報告されています。のちのち「夏バテ」に繋がってしまわないよう、原因と対策を知って、梅雨のだるさを解消していきましょう。梅雨のだるさの原因として挙げられるのは、幾つかありますが、まずは気圧です。梅雨のこの時期、大気は低気圧配置になります。大気が低気圧になると、身体は副交感神経が優位に働くようになります。副交感神経は、緊張をほぐして身体を休ませる神経ですので、身体がお休みモードになって、「だるい」「やる気が出ない」と感じてしまうのです。また、低気圧が続くと「ヒスタミン」という炎症物質(発痛物質)の分泌が多くなり、肩こり、偏頭痛などがひどくなる場合があります。次に原因として考えられるのは気温の寒暖です。この時期は、雨で気温がぐっと下がったかと思うと、翌日は真夏のような暑さになったりと、気温差の激しい時期でもあります。このような気温差は、身体にとってストレス・ダメージとなり、疲れやすくなってしまうのです。そして次に東洋医学的な観点からみた原因として、湿邪(しつじゃ)が挙げられます。「湿邪」とは、体内の余分な水分が引き金となって消化器系に影響をおよぼし、だるさや食欲不振、消化不良、下痢や便秘を引き起こす病気のこと。湿度が高く、身体の代謝も落ちがちなこの時期にかかりやすくなります。 これらの原因によっておこる不調を防ぐためにはやはり自律神経の調整がカギとなります。起きているときに交換神経が、休んでいる時に副交感神経が優位に働くよう、生体リズムを整える様な生活習慣を心がけましょう。
①朝起きたらカーテンを開けて光りを浴び、体内時計をリセット②雨や曇りでもカーテンを明け、部屋を明るくする③きちんと朝食をとって活動モードに④日中は意識して活動的にウオーキング、ジョギング、雨ならストレッチなどの軽めの運動を習慣に⑤夜はぬるめのお湯にゆっくりつかり心身をリラックス⑥睡眠は充分に⑦冷えに注意してこまめな体温調節を。…以上のことを心掛けて梅雨を乗り切りましょう。 西 邦光
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