2022年01号
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
この冬は寒波の影響などで例年よりも寒い冬となりそうですね。こういった時期には時々キャンプや山登りなどで低体温症を起こされた方のことを耳にします。低体温症とは体温が異常に低下した状態をいいます。体内からの熱喪失が体内の熱産生を上回ったときに起こりうる病態とも言えます。医学的には、深部体温(体の中心の温度)が35℃未満の状態を低体温といいます。極寒の中では、生命維持に不可欠な器官に血流が優先されるため手足の末端や皮膚がダメージを受け易いようです。コロナ禍の影響で屋外レジャーに興じる人が増えてきているとも聞きます。冬の時期に屋外で天体観測やソロキャンプを楽しまれる方や薄着で長時間ウォーキングやランニングを行う方も案外多いのではないでしょうか。命が危険に晒される低体温症に及ぶまで寒い環境に身を置かないように充分な注意が必要ですね。
低体温症とまではいかなくとも極端な気温の低さが我々の体に与える影響というものは大きいです。末端の血流が悪くなると、体温が低下して冷えを感じ、代謝は落ち、自律神経のバランスが乱れます。そうすると、頭痛や肩こり、食欲不振、倦怠感、睡眠の質の低下など多くの症状へと繋がってしまいます。このようなことにならないようにするため、寒い時期には長時間の外出は出来るだけ避けましょう。どうしても外出しなければならない場合は、充分な防寒装備を心がけ、肌の露出は最低限にしましょう。また、外出前には事前に何か食べ、寒い環境で空腹状態にならないようにしましょう。体が産熱できるようエネルギーの補給は不可欠です。また屋内では屋外との気温差が大きくなりすぎないように、廊下、浴室、洗面所、トイレなどを寒くない程度に温めるようにしましょう。
西 邦光
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