2020年03号
今年の冬は暖冬でしたが、風邪やインフルエンザにかかる人をはじめ、体調を崩す方がよく見られたような気がします。極端に寒くはなかったものの気温の上がり下がりの変化がわりとあったことが一つの原因として挙げられるように思います。またコロナウィルスが今後どのように社会に影響を及ぼしてゆくのかも非常に気になるところです。さて、今回は今年の初めに読んだ本の内容に基づいて、食事について少しお話を進めていきたいと思います。
その本というのが、津川友介先生著作の「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」という本です。こちらの本では、テレビや雑誌、インターネットで様々の情報があふれている今の世の中、結局人間にとって何が体に良い食べ物なのか？という点を個人の経験や見解をまじえず徹底的に科学的根拠（エビデンス）に基づき、解説されています。個人的には結構衝撃的な内容もありましたので少しご紹介できればと思います。先ずもっとも印象的だったのは白い炭水化物、つまり白米やうどんは体に良くないということです。体にとっては砂糖を摂っているのとさほど変わりはないので健康には良くなく、糖尿病のリスクなどがあるようです。私は白米や麺類が大好きなのでこの事実はかなり衝撃的でした。ただ米が体に良くないということでは決してなく、玄米であったり蕎麦など精製されきっていない茶色い炭水化物は体に良いという研究結果が示されてます。数多くの信頼できる研究によって現時点で判明している健康に良くない食べ物は①赤い肉（牛肉豚肉で、鶏肉は含まず。ハム、ソーセージは特に良くない）②精製された白い炭水化物③バターなどの脂肪飽和酸の３つのようです。健康に良い食べ物についてはまた次回ご紹介させて頂きます。西 邦光 参考文献：「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
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