2019年04号
半身浴、手浴、足浴は全身浴が苦手という人やリウマチや膠原病などの痛みや冷えを伴う人にお勧めです。
◎半身浴:半身浴は体のみぞおちより下の部分だけ湯船につかる入浴法です。肩までつかる全身浴に比べて肺や心臓への負担が軽いので、呼吸器や心臓・循環器の疾患がある人でも安心してできます。さらに半身浴は、下半身を集中的に温めるため、腎臓を含めた腰から下の血流を良くし、その結果、排尿を促し、体全体も温めます。30分以上半身浴を行うと、かなりの発汗を促し、細胞と細胞との間の余分な水分が排泄されるため、むくみや下肢の痛みが改善されます。誰もが頭寒足熱そのものの効果を感じられる入浴法です。冬場の寒い時期はあらかじめ脱衣所や風呂場を温めて置き、肩にはバスタオルなどを掛けておくようにしましょう。
◎手浴:洗面器に42~43度くらいの湯を張り、両手首から先を湯の中に10~20分つけ、途中で湯がぬるくなったら、熱い湯を加えます。滞った血液の流れを良くして、肩こり、頭痛、肘や手首の関節の痛みを改善します。手浴を手の温浴と冷浴を交互に繰り返すと、体全体が温まります。
◎足浴:洗面器かバケツに42~43度くらいの湯を張り、両足首より下を湯に10~20分つけて、湯が冷めないように途中で熱い湯をつぎ足します。この足浴で腰痛や膝の痛みが改善します。また。全身の反射区が集まる足の裏を温めて刺激するのでまず下半身の血行を良くし、結果的に全身の血流も良くなり体全体が温まります。たかが足浴ですが、腎臓の血流が良くなり、排尿が促進されます。手浴、足浴ともに塩を一つまみ入れると温浴効果がアップし、15分を越えた頃から汗が出てきて心身ともに爽快になることでしょう。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p260.261) 西 邦光
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