2019年03号
植物の葉や根、皮や実をお風呂の中に入れることを薬湯といいます。薬湯でよく知られているのが5月5日の菖蒲湯、冬至のゆず湯です。こうした薬湯が植物によって酸化還元された湯やマイナスイオン放出の湯になり、体を癒す効果があることは明らかになっています。薬湯は植物の血液ともいうべき精油の香り成分が鼻粘膜から血液に吸収されて脳に伝わり神経をリラックスさせる効果や内分泌系、免疫系を刺激して心身ともに健康に貢献してくれます。また、湯の中に溶けだした精油成分やビタミン、ミネラルなどが肌の表面をコーティングして、保湿効果を高めて美肌を作ります。植物によっては皮膚の炎症を抑えたり、湿疹やあせもに効果のある成分もあります。植物の精油成分が十分にお湯の中に溶けだす40度くらいの温度のお風呂に10~15分つかりましょう。良い香りだからとくれぐれも長湯はしないでください。アロマオイルも活用できますが肌トラブルが起こりやすい柑橘系は注意して使いましょう。副交感神経を優位にするのはラベンダーですが、強すぎると逆の働きをします。世界に誇れる健康法の一つお風呂は日本人ならではのリラックスタイムです。最大の活用をしましょう。 参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p258.259) 西 邦光
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