2019年02号
お風呂には体を清潔にするばかりでなく、沢山の健康効果があります。熱いお湯は、活動の神経と言われる交感神経を刺激し、ぬるめのお湯はリラックス神経の副交感神経を刺激します。ですから朝は熱めの湯につかりシャキッとして仕事に、就寝前はぬるめのお湯につかると血管が拡張し、血行が良くなり脳からα波が出るので心身ともにのんびりできます。また、免疫力がアップして病気の予防や改善に役立ちます。自分の体調や状況に応じて入浴の際は温度を調整しましょう。入浴に適した温度は自分の体温にプラス4度の湯温とされています。平熱が36度の人は40度くらいのお湯ですが、自分が実際に入ってみて気持ちいいと思う温度が一番です。
『温熱効果』お風呂で温まると酸素や栄養素が血液によってスムーズに内臓や筋肉に運ばれて腎臓や肺からの老廃物の排泄作用が促されて血液が綺麗になります。温熱効果によって血栓を溶かす酵素プラスミンが増え、血栓を溶解する能力(線溶能)が高まり血液がさらさらになり、循環が良くなります。疲労回復、美肌はもちろん脳梗塞、心筋梗塞、下腿の静脈瘤状などの予防にお風呂を活用しましょう。
『水圧効果』家庭の深めの浴槽でかかる湯の静水圧は約500kgです。肩まで湯につかっている間、胸囲は3~5cm腹囲が3~5cmふくらはぎは1~2cm縮みます。脚の血液は水圧で血管が細くなり、全血液の1/3が心臓に向かって押し上げられます。そのため心臓の動きが活発になり、リンパや血液の流れが良くなりマッサージ効果が期待できます。特に腎臓の血流も良くなるので排尿量が増え、むくみも改善されます。
『浮力効果』お風呂につかるとアルキメデスの原理により、体重は約1/10になります。浮力により普段体を支えている関節や筋肉への負担が軽減され痛みなどを伴わずに体を動かすことができます。この浮力効果により水中でのリハビリなどがよく行われています。 参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p254.255)
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