2017年01号
新年明けましておめでとうございます。本年も一層精進致します!!どうぞ宜しくお願い致します。
動脈と静脈、血液の異なる役割と流れ方
血液の流れを円滑に保つことは健康の秘訣です。血液は全身の細胞に酸素や栄養、免疫細胞を運び、二酸化炭素や老廃物を回収する役目を果たしています。もし、低体温によって血流が滞れば運ばれるべきものも滞るので、全身の組織は活力がなくなり、老廃物が滞り免疫力が低下し、あらゆる病気の発症に繋がります。血管の長さは総延長9万km、ざっと地球2周分もの血管内を血液は循環しています。循環経路は体循環と肺循環の2つのルートに大きく分かれています。体循環は心臓から送り出された血液が体全体を一周し、心臓へと戻る行きのルートです。心臓ポンプ作用で酸素と栄養素を含んだ血液が動脈へと押し出され、毛細血管に回り、60兆の細胞に供給されて行きます。その一方で細胞から二酸化炭素と老廃物を回収した血液は静脈を通り、心臓に戻って行きます。肺循環は心臓と肺を結ぶ短いルートで肺動脈を通って心臓に戻った静脈血に酸素を供給し、新鮮な動脈血に交換し、肺動脈を通り心臓に戻ります。血液が体の中を一周する時間は二つの循環合わせて50秒ほどですから、お風呂に浸かる時間が長いほど、全身に温かい血液が流れることになるのです。心臓が収縮して血液を押し出す時に血管にかかる圧力が最高血圧(収縮期血圧)です。拡張して血液が吸い込まれるように入り込む時の下がる圧力が最低血圧(拡張期血圧)です。心臓から動脈内に勢いよく押し出された血液は弾力性があり収縮、弛緩する大動脈厚みのある血管壁に助けられて、勢いよく毛細血管を通り隅々の細胞にまで送られて行きます。太さ0.01mm以下のとても薄い毛細血管の壁からひとつひとつの細胞へ酸素と二酸化炭素、栄養素と老廃物を滲み出すように交換をします。細胞はアンジオジェニンという物質を出して、酸素や栄養素を貰うために毛細血管を引き寄せ、新しく血管を作っていきます。筋肉が出来れば新しく血管が伸ばされ、血管の一部が詰まるとバイパスが作られ、細胞と繋がっていきます。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p212、213)
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