2016年08号
今回はマクロビオティックトレーナーであり、鍼灸師でもある福田理恵先生(福田稔先生のご才媛)のお話です→私は大学の英文科を卒業しアメリカでマクロビオティックを学びました。その後、鍼灸師の資格をとり現在父の自律神経免疫療法を勉強しています。患者さんには玄米菜食を勧めていますが、食べ物の持つ力には常に驚かされています。何より大切なのは食べ物に対する思いです。病気にかかりやすい人は実際、食生活において食べ物を軽んじる傾向があり、回復も思うようには進みません。食べ物は実に素直で、感謝の思いを込めて調理をし、感謝の思いで食べれば食べ物自身が体に栄養だけでなく、たくさんの恩恵を返してくれます。(中略)一般の方が玄米を美味しく食べるには圧力鍋が簡単で手早くうまみを引き出せるでしょう。玄米は炊く前に昼間よりも夜間、水の中に寝かせておき、夜の気を取り入れた方がなぜか美味しくなります。夜に成長ホルモンを出して修復する、人のリズムと同じなのかもしれません。
炊いて余った玄米はラップに包んで冷凍保存出来ますが、温めるときは蒸し器を使うことをお勧めします。電子レンジでは食べ物を中から温め異常に熱くなるので生命エネルギーを壊し、しかもすぐ冷めてしまいます。電磁波のために陽の食べ物が陰性にかたより、体を冷やします。アルミ鍋は調理した物を入れたままにしておくと、アルミが溶け出してアルツハイマーの原因になると言われています。テフロン加工のフライパンは軽くて焦げ付きにくく便利ですが、加工する化学物質の危険性を含んでいます。野菜をスライスするスライサーも便利ですが、人の手で包丁を使って切ると手をかけたぶん、見えない思いや愛情が加わるせいか美味しさが違ってきます。生活のほとんどがデジタル化していくなかで食べ物は自然に帰る場所であり、愛情を込めて作る食事くらいはアナログであっても良いのではと考えます。手をかけた料理は食材や料理を作る人から言いようのないエネルギーを貰っているのかもしれません。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p200、201) 日本氣鍼法学会会員 西 邦光
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