2014年 06号
しびれは体のある部分に起こり、ピリピリ、ジンジンします。または電気が走るといったような違和感があったり、意思とは関係なく震えるように動いたりします。体のどちらか片側がしびれる場合は脳出血など脳血管障害の可能性があります。 【手のしびれ】神経障害によるものか血流障害によるものか運動麻痺ではないかを区別する必要があります。神経系の障害で起こるしびれは、安静時にも起こりやすく、血流障害が原因の場合は運動時にしびれやすい特徴があります。片手に起こった場合は神経が頚椎から出た後に起こる神経圧迫が原因の頚腕症候群、女性に特に多い胸郭出口症候群、頚椎レベルで起こる頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアです。両手に起こるしびれは両足のしびれを伴うことが多く、全身的な内科疾患のる多発性末梢神経障害や頚椎障害が考えられます。腕を伸ばして小刻みに手が震える場合は甲状腺機能亢進症の疑いがあり、甲状腺が腫れています。 【足のしびれ】通常は片足に起こり、神経障害だけでなく、血流障害からも起こることがあります。神経障害による主なものは腰椎症や腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などです。腰椎症や腰椎椎間板ヘルニアでは神経分布に沿ったしびれや痛みを起こすため、しびれや痛みの部分から腰椎や脊椎のどこで圧迫が起こっているかを知る必要があります。末梢神経の障害では、腕や足の長軸に沿って縦方向にしびれや痛みが起こってきます。坐骨神経痛は、臀部から太ももの後面、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが生じ腰痛を伴います。これは腰椎レベルでの神経圧迫によるものです。 【解消法】血流障害によるしびれは、弱った筋肉の強化を図るために、腹筋や腰背筋運動の量を増やしていきましょう。日頃から長時間同じ姿勢でいないように気をつけ、ストレッチを心がけましょう。しびれや痛みの起こっている部分は冷やさないようにして温めます。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p152~153)
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