2014年 04号
春は一年間の中でもすべての生命エネルギーが芽吹く時期、いちばん活発になる時期です。健康な人にとっては、卒業式や入学式が執り行われる新しいスタートは、いよいよこれからと心弾み希望を感じる時でしょう。病気の人にとっては少し憂鬱な時期です。それは副交感神経が優位に移り始め、リンパ球を増やし過剰に細菌やウィルス、異物に反応を始めます。ぜんそくや花粉症、アレルギーが多くなり、排泄がいつも以上に始まるので悩み多い季節です。しかし、思いきって発想の転換を行うと楽になります。春こそ体内にたまった毒素を吐き出すチャンスなのです。アトピー性皮膚炎は皮膚から発疹や汗を、ぜんそくは気管支から発作でアレルゲンを、うつ病も心にたまっているものが吐き出されていきます。昔から言われている木の芽どきがこの事です。この時期を最大に活用し、汗をかき、毒を出していくと、秋は実りの季節となり、症状改善という収穫を得ることが出来ます。気を通して血流を促進する鍼灸治療などのサポートにより体内に溜まった毒素や老廃物の排泄はいっそう促進されるはずです。排毒には忘れてならないのが瀉血(シャケツ)です。瀉血は体の汚れた血液を外部に排泄させて症状の改善を求める治療法の一つです(※鍼灸師がこの治療法を行うことは法律で禁じられています)。瀉血には、皮膚や抹消血行障害を改善して、全身の血液循環を良くする作用があり、自然治癒力を高めます。(中略)病気の根底には、冷え=血流障害があります。血流を回復し冷えを取ることが病気治療の基本です。交感神経緊張によって起こる冷えは血管が絞られた結果の虚血によるもので、副交感神経優位によって起こる冷えは血管が開きすぎた状態のうっ血によるものです。気を通すことで頭寒足熱となり血流は大きく変化します。刺激を与えることにより一旦体温が下がりますが、すぐに抹消部位に至るまで体温が上昇しポカポカし始めます。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p146~147)
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