2013年 04号
今回は福田稔先生の免疫力のお話です⇒10年前は患者さんの顆粒球とリンパ球の白血球の比率は顆粒球の割合が多い交感神経緊張型が7割を占めていました。しかし、現在はその傾向は逆転し患者さんの6割がリンパ球の割合が多い副交感神経優位の状態を示しています。しかもこの中にはかつて交感神経緊張の代表的病気だったがん患者さんが多いのも特徴のひとつです。リンパ球の比率が高いのにどうしてがんになるのかということを不思議に思うかもしれません。患者さんの治療の過程で白血球バランスが悪いのに白血球の数が非常に多く早期治療に至ったケースがあり、免疫には質と力があることに気付きました。白血球のバランスは免疫の質を表し、白血球の数は免疫の力を表します。つまりリンパ球の比率が高くても白血球の数が少なければ、リンパ球の絶対数は不足します。その逆にリンパ球の比率が低くても白血球の数が多ければ、リンパ球の絶対数は多くなります。がん細胞の増殖は免疫の質が良くても、力が弱い場合に食い止められずに、発病したということです。こうした免疫の質と力は、全ての病気に当てはまります。自律神経がバランスよく働くようなきっかけを与えてやれば自然に回復し始め病気は治癒に向かっていきます。私(福田稔先生)が自殺を試みたほどのうつ病が治るきっかけは、頭に滞留していたうっ血を体の下に流して足を温めた頭寒足熱の鍼灸によるものです。これから自分で治そうと努力が始まりました。ラジオ体操やジム通い、運動をするようになり、体が温まると前向きになり、講演や診療もできるようになりました。自分の経験を活かして、うつ病患者さんのための効果的な治療を考案できました。うつ病の治療期間は1年から2年でほぼ完治しています。再発は治癒から8ヶ月、12ヶ月後に起こっていますが、治療を2,3回行えば仕事に復帰出来ます。体を徹底して温めることで必ずや完治に向かうものと確信しています。人間には限りない「治ろうとする力」があります。病気は自分自身が作り出したもの。よって、自分の力で治すことが出来るのです。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p116~117)
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