2013年 03号
今回は石原先生のうつ病に関するお話です。 寒いとあらゆる病気にかかりやすくなってしまいます。自殺者は年間3万人を超え大変なことになっていますが、低体温と無関係ではありません。自殺する人のほとんどがうつ病もしくはうつ状態にあるとされています。自殺が多い国はハンガリー、フィンランド、スウェーデン、日本では青森、秋田、岩手、新潟です。こうした地域は気温が低く日照量も少ないのです。うつ病の原因は低体温だと私は思っています。急増するうつ病は、特に冬の季節が一番症状がひどく、11月から3月までは患者さんが一番多い季節です。これは季節うつ病とよばれ、春や夏は元気に過ごしても気温が低下する秋から冬にかけてうつ病に悩まされます。うつ病の患者さんの傾向は、体温の低い午前中は絶不調で昼から午後にかけて体温が上昇してくると元気が出てくるようです。うつになりやすい人の体型は小柄な人より気の優しそうな大柄な人のほうが多いように見受けられます。真面目で責任感の強い人が罹患しやすいというのも事実のようです。うつ病の人は脳内のセロトニンやノルアドレナリンなどの脳内神経伝達物質の働きが低下しているため意欲や活力にかかわる物質のバランスが乱れて症状があらわれてくるとされています。なかなか病気を理解されずに甘えや性格の問題にされてしまいがちですが、周囲も本人も気力がないなどと考えて、頑張らないようにすることです。東洋医学では気を開くショウガやシソ、体を温める梅醤番茶をとることも勧めています。体を温めるはたらきのある半身浴やサウナを励行しましょう。インドでは心の病を月の病と言っていました。月が陰なら太陽は陽、温かく輝く太陽に比べて満月の青い光は寒々しく感じます。ニューヨークのある病院での一年間の統計では満月の夜には交通事故や殺人事件、夫婦喧嘩などトラブルの多いこともわかっています。陰の光が心身に冷えをもたらした結果、正常な行動から逸脱した行動をとる人が増えていることを示しているのではないでしょうか。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p114~115)
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