2013年 11号
今回は石原先生によるパーキンソン病のお話です⇒脳の血流不足で起こるともされるパーキンソン病は食べすぎが一つの悪化要因と考えられます。食べ過ぎると胃腸に血流が集中するため、胃腸以外の脳や筋肉への血液の供給量が低くなります。ですから、食べすぎは胃腸に血液が集中するため、脳の血流不足に更なる拍車をかけ、病気が悪化します。アメリカのボルチモアにある国立老化研究所のドナルド・イングラム博士が、年老いたマウスの食実験を行っています。食事を毎日食べるよりも一日おきや二日おきに断食をさせたマウスのほうが長生きしたと報告されています。また、年老いたマウスの摂取カロリーを通常の40%に抑えると、老化により減少していた脳内ドーパミンの量が増えて学習能力も高まりました。寿命もほかのマウスよりも40%も延びたようです。ドーパミンの量が増えたのはドーパミンの受容体が増えた為であることがわかりました。少食は老化による脳細胞の損傷を抑えるというのです。(中略)パーキンソン病ではドーパミンの分泌量が減少していますので、何とかその受容体を増やしてあげることが大事なのです。このほか、最近では患者さんには体を温め脳の血流を良くする漢方薬「抑肝散」が処方されることが多いようです。少食と運動を心掛ければ、たとえ難病といわれても症状が改善することが少なくないものです。以前、長寿学の研究でコーカサスに行く途中のモスクワで精神科医のニコライエフ教授に伺ったのですが、重度の精神病患者さんは食事を拒否するようです。この反応を病気を治すための自然反応と考え、水だけを与えていくと、患者さんが自分から食べたいものを言ってくるようになり、その結果、回復に向かったそうです。本能に耳を傾けることが病気を治すには大切なようです。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p134~135)
☆11月11日より、京阪出町柳駅から徒歩5分河原町今出川通上る東側で診療再開予定です。
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