2013年 10号
今回は安保徹先生の生き方に関するお話です⇒孟子の言葉に「万物、皆我に備わる」という言葉があるように、私たちの体の中には、生命力も自然治癒能力も、排泄力も全てを善循環にさせるものが備わっています。パーフェクトな存在、自然の産物が私たちです。人為的なことを何かするよりも自然に任せておいたほうが良いと私は思っています。病気も何故起こるのかというと、体自らが体の中に起こっている症状を改善するために回復を行っている反応です。揺らいだり、回復したり、起きあがりこぼしのように倒れそうになったりしてまた元に戻っているのです。病気は治るよりも戻ると言ったほうが適切なのかもしれません。しかも、病気と生き方は実に深い関わり合いがあります。よく女性38歳、男性42歳で厄年と言いますが、これは日本人の知恵です。40歳前後になったら生き方を変えなさいということです。そのまま若い頃のように突っ走っていると、とんでもない目に遭うということです。この時期に穏やかな生き方に変えると、良い流れの人生になるのです。高血圧や糖尿病などの病気がいつ起こったかを調べると多くの人は40代からかかっています。60歳前後で病気を持っている人にいつから薬を飲んでいるか聞くと、だいたい10年から15年前、つまり40代で生き方の切り替えの出来なかった人たちが発病しています。会社の仕事の中での役割を見ても20代は積極的に現場で学び、30代は精鋭で支え、40代以降は管理職での人の育成、その役割も異なります。若い頃と同じように突っ走るのではなく、年齢に応じて心身ともに切り替え上手な生き方をするのが健康に大事なことでしょう。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p132~133)
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