2012年 11号
全ての病気の根本原因はお血(おけつのおはやまいだれに於)であるというのが東洋医学の根幹です。体は、お血を浄化しようとさまざまな反応をします。体からのお血のサインを見逃さないようにしましょう。血液が汚れると、一番に手っ取り早く皮膚の排泄機能を使い外に老廃物を出そうとします。それが発疹です。ジンマシン、湿疹、乾癬、フルンケル、カルブンケルなどの化膿疹など全ては体外に出された老廃物です。西洋医学ではステロイドホルモン剤や抗ヒスタミン剤で発疹を止めようとします。もちろん発疹のために食欲が無い、眠れないなどの症状を取るために必要なこともあります。しかし、根本治療は体内、血液内の老廃物を排泄させることです。血液の汚れを発疹で外に出せない冷えのある人や高齢者、体力のない人、薬で抑えてしまった人に、次に体が起こすのは炎症です。肺炎、気管支炎、膀胱炎、胆のう炎など、ばい菌の力を借り炎症を起こして老廃物を燃焼しようとするのです。このとき、老廃物を燃やすための発熱と、血液の汚れを作る最大要因の食べ過ぎを一時的にストップさせるための食欲不振を起こします。西洋医学では、細菌、ウィルス、真菌(カビ)などを病原菌として抗生物質を使い退治してきましたが、ばい菌の役割は地球上の老廃物を分解して元に戻す働きです。たまご酒やしょうが湯などを飲み、体を温め発汗させ血液の汚れをなくせば、ばい菌の役目はなくなるので、炎症は自然と治まるという理屈になります。それでも化学薬品で無理に抑えようとすると動脈硬化なども起こしやすくなります。これは血管の内壁に汚れを沈着させてでも血液を浄化させようとする反応です。その結果、血液の通り道が細くなると心臓から血液を押し出す力が必要になり、高血圧になります。西洋医学で高血圧には心臓の力を弱めるβ・ブロッカー製剤や血管拡張剤を使います。一時的にはそれでよいのですが、同じ誤った食生活や運動不足が続くと、また血液が汚れてきます。すると、汚れた血を固めたり(血栓)、出血させたりして血液を浄化しようとします。「がんも血液の汚れの浄化装置である」との説を森下敬一医学博士が40年も前にたてられていますが、東洋医学的に見ると肯定できる理論です。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p104.105)
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