2012年 10号
講演会でよく聞かれるのが、高血圧の薬をやめた方がいいのでしょうかという質問です。私(安保徹先生)はやめるのが一番と言いますが、これまで薬を飲み続けてきた人にとって急にやめることは不安で、万一、血圧が急に高くなって脳の血管でも切れたらと考えるようです。いきなり薬をやめるのが不安なら、先ずは食事と運動で体温を上げて、ある程度自信がついたら、先ずは2割減らしてみるといいでしょう。それで、前よりも調子が良くなったらまた2割減らしていき、最終的に自分の力で治していけばいいのです。免疫の力さえ上げれば病気は治るのですから。(中略)全ての病気はもとの元気な体に戻ろうとする現象なので、どんな病気も薬をやめて生き方を変えればいいだけです。血圧は感情の変化を受けやすくいつもイライラ怒っていたり過労や心配事が重なったりすると高血圧になります。ストレスが多いと体内に活性酸素が増え細胞の酸化が進むので防衛反応として抗酸化力の高いコレステロールや中性脂肪を皮下の脂肪組織や肝臓から放出して血液を通して必要な箇所に送り込むので高脂血症がおきるのです。血糖も無理をして徹夜してでも頑張りぬくアグレッシブな生き方が沢山のエネルギーを取り込みすぎて高くなり糖尿病になります。感情やストレス、生き方に無理があることを体が教えてくれるのです。活発を超えて無理をしている世界ですから、ゆったりのんびりほどほどにするのが良いと体が教えてくれるのです。医師よりも患者さんのほうが、薬や手術、化学薬品で病気は治せないことを実感しています。患者さんには、薬や手術の種類、治療法を選ぶことは出来ても治療を受けないという選択肢はありません。治療しないという選択肢は、医師からは責任が持てないので他の病院へと言われる結果になります。でもよくよく考えてみると、自分の命を全くの他人の医師に全面的に託せるというのは、医師が病気を治してくれると錯覚しているからです。病気を治すのは医師でも薬でもありません。患者さん自身です。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p102.103)
一覧をみる
鍼は初めてで不安を感じられる方や、施術前に内容の確認など行いたい方は
お電話またはフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。
鍼灸師が疑問などにお答えさせて頂きます。
お問い合わせフォーム
当院は満足していただける施術を行うために予約制となっております。
ご予約を希望される方はお電話にてお問い合わせください。
電話番号:075-366-8828
火曜日、水曜日、金曜日
午前診9:00~12:00(最終予約受付時間11:00)
午後診14:00~18:00(最終予約受付時間17:00)
※ 上記以外でもご予約可能の場合がございますのでお問い合わせ下さい。
※ 寺院の業務と両立しておりますので火曜水曜金曜の週三日の診療としております。
また、春秋の彼岸やお盆期間中は寺院業務が繁多となりますので休診となる場合がございます。ご了承ください。