2012年 01号
あけましておめでとうございます。旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまで当院は今年で六年を迎えます。「患者様に少しでも良くなって頂く」という基本に立ちかえって、地道に、ひとつずつ、目の前のできることから取り組んで参りたいと存じます。本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
さて、今回は福田稔先生の子供のアレルギーのお話です⇒ 子供のアレルギー疾患はリンパ球過剰によるものです。白血球の割合は、4歳までは顆粒球よりリンパ球が多く、4~15歳くらいは両者の割合が接近してきます。子供の場合両者が同じくらいの割合だとすると、リンパ球がかなり多い状態です。その後15~20歳で顆粒球が増え始め顆粒球54~60%、リンパ球35~41%、大人と同じ比率に落ち着いてきます。本来ならば、成長に伴い自律神経のバランスが整いリンパ球は減少して、アレルギーは自然に治まるものでした。ところが、近年はなかなか治らなくなり、思春期においても重症化の傾向が強いようです。一番の原因は、免疫を抑制するステロイド剤を使う西洋医学、何かと子供に過保護な両親、特に母親や祖父母にあると考えます。患者さんの特徴は100%前屈みの姿勢で、ステロイド剤の副作用により顔から首を中心に肌が黒みを帯びています。初めは赤みを帯びていた手足の肘、膝などの曲がった部分は悪化に伴い次第に黒味がかり、イグアナのような状態になります。この病気は副交感神経が優位で起こるので交感神経を刺激してバランスをとることが大事です。患者さん自身の、人生に甘えることなく立ち向かう姿勢が大切になります。親が子供の症状に一喜一憂する態度や過保護がかえって症状を長引かせてしまいます。(中略)体に溜まった薬剤を出すには温めて血行を良くして排出を促すしかなく、痒いときにはどんどん掻いて血行を良くします。リバウンドの度に症状は良くなります。子供を甘やかさず、自立心を育てましょう。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p84.85)
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