2011年 07号
いよいよ暑くなって参りました。祇園祭で賑わう季節ですね。祇園祭といえば私は粽(ちまき)を思い出します。八坂神社祭神の素戔鳴命(すさのおのみこと)が旅で、一夜の宿を求められた時、貧しい蘇民将来(人名)の家で受けた暖かいもてなしに対し、その返礼として蘇民将来の子孫には疫病の厄を免れさせようと約束されました。そして、そのしるしとして、茅の輪を腰につけさせたのが、粽のおこりと言われています。
さて今回は安保徹先生の癌に関するお話です。癌は3人に2人がかかるほどの病気で、癌になる可能性は誰にでもあります。癌を撲滅させようと3大治療(手術、放射線、抗がん剤)を駆使して来ましたが、残念ながら撲滅には至っていません。むしろ増えているのが現実です。私は3大治療に賛成ではありません。3大治療は体温を下げてリンパ球を減少させ闘う力を奪うので逆効果になることを知ってほしいのです。免疫を抑制するような治療は受けない。受けている場合は、やめるほうがいいと思っています。(中略)白血球と自律神経の関係から考えると癌患者さんの血液ではほとんどの場合、顆粒球が増加しリンパ球が減少し、交感神経緊張状態にあることがわかります。患者さんの多くは肉体的、精神的なストレスを抱えています。仕事で無理しすぎていたり、心に深い悩みを抱えていたり、無理と我慢を重ね、心はかたくなになっています。大事なことは、ストレスの多い生活パターンを見直すことです。(中略)癌が大きく成長して周りの臓器を圧迫している場合は取り除くことも必要です。でも転移を恐れ、不必要な部位まで大きく切除したりリンパ節を取り除いたりすると、癌組織ばかりでなく正常な細胞にまでダメージを与えます。強烈な痛みのあるときは薬や放射線を使ってもいいでしょうが、癌が治る訳ではありません。腫瘍が完全になくなるまで抗がん剤を投与すると、リンパ球の数が減り再び腫瘍ができますが、少量の抗がん剤を使う低用量療法では、それを中和させようとリンパ球が増えます。自然治癒力の考え方と近代医学を上手く統合させれば、癌治療は飛躍的な成果を遂げることでしょう。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p70.71)
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