2011年 05号
新緑が目に眩しい5月です。京都では葵祭(正式には賀茂祭)が行われますね。これは、京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる例祭で、平安時代、「祭」といえば賀茂祭のことをさしたのだそうです。賀茂祭が葵祭と呼ばれるようになったのは、江戸時代の1694年(元禄7)に祭が再興されてのち、当日の内裏宸殿の御簾をはじめ、牛車(御所車)、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまで、すべて葵の葉で飾るようになって、この名があるとされているようです。葵祭は天候の状態が不安定な時期に行われる為、祭の最中に急な雨にあうことがよくあるそうです。それでは今回は安保徹先生による、自律神経と天気、季節の関係のお話です⇒
「晴れた日には虫垂炎の患者が多い」とう福田稔先生の何気ない言葉から始めた共同研究によって、多くの病気の謎を解くことが出来ました。晴れの日には顆粒球が増えるので虫垂炎が多く、雨の日はリンパ球が増えて痛みやこりなどの不快な症状が出やすいのです。夜中や明け方に多いぜんそくは、夜、副交感神経が優位になり、増えたリンパ球の仕業です。関節のこわばりが明け方に多いのは、夜増えたリンパ球が炎症を起こすためです。でも、日中は交感神経優位になり顆粒球が増えるので自然消滅します。夜間から明け方に尿意をもよおすのも、副交感神経優位になり排泄を促進させるためです。春から夏にかけてアレルギーが多いのは、副交感神経が優位になりリンパ球が多くなるからです。季節の変わり目は、自律神経のバランスを崩している人ほど自律神経が移り変わる大きな揺さぶりを感じ、体調不良になりやすくなります。冬は、寒冷ストレスで交感神経が緊張する為体が疲れ、顆粒球による活性酸素がたまりやすく長時間の睡眠が必要です。逆に夏はリラックスの副交感神経が優位なので、疲労もたまりにくく冬よりも睡眠時間が短くてもバランスはとれています。自律神経のバランスを整えてさえいれば健康には何も心配することはありません。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p60.)
一覧をみる
鍼は初めてで不安を感じられる方や、施術前に内容の確認など行いたい方は
お電話またはフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。
鍼灸師が疑問などにお答えさせて頂きます。
お問い合わせフォーム
当院は満足していただける施術を行うために予約制となっております。
ご予約を希望される方はお電話にてお問い合わせください。
電話番号:075-366-8828
火曜日、水曜日、金曜日
午前診9:00~12:00(最終予約受付時間11:00)
午後診14:00~18:00(最終予約受付時間17:00)
※ 上記以外でもご予約可能の場合がございますのでお問い合わせ下さい。
※ 寺院の業務と両立しておりますので火曜水曜金曜の週三日の診療としております。
また、春秋の彼岸やお盆期間中は寺院業務が繁多となりますので休診となる場合がございます。ご了承ください。