2011年 04号
3月に起こりました東日本大地震におきまして、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申しあげます。1日も早い放射能問題の解決と被災地の復興を願うばかりです。では、先月の続きの石原結實先生の体質に関するお話です。⇒
東洋医学では免疫力という言葉こそ使われてきませんでしたが、何千年も前から病気は全て血の汚れから始まる、「万病一元 血の汚れから」ととらえられています。血流が悪いことを「?血(おけつ)」といいますが、血が汚れてドロドロになることです。血液の役割は、全ての細胞に栄養や酸素を供給し、同時に二酸化炭素や老廃物を肺や腎臓に持ち帰り排泄しています。ですから?血になると、血液中に尿酸や尿素窒素、乳酸、ピルビン酸などの老廃物が増えてきます。そうなると、血液が汚れ、血流が悪くなり、体が冷えて、さらに血が汚れる悪循環を繰り返していくことになります。血液(白血球)の力は免疫力そのものなので、血流が悪くなると白血球の活性も落ち免疫力が落ちるというわけです。(中略)なぜ、血液が汚れるのかというと、一番の原因は冷えです。体が冷えると代謝が悪くなり糖や脂肪、蛋白質などが不完全燃焼し、中間代謝産物が増えて血液の中に残ってしまうのです。冷えの原因は、甘いお菓子、精製された食品など体を冷やす陰性食品のとり過ぎ、水のとり過ぎ、運動不足、過食、シャワー、クーラーなど、恵まれて便利すぎる生活環境が拍車をかけています。大事なことは血液をきれいにすることです。それには、食べ過ぎないことです。胃腸が消化吸収している間は、体内にたまった栄養物や老廃物を十分に燃焼できないので、体内の老廃物や汚れをため込んでしまいます。不完全燃焼させないために、私は断食を推奨しています。お腹がすいていると白血球の中でも一番大きい貪食細胞マクロファージも同じように空腹で、病原体や血液中の老廃物や不純物、有毒物などをガツガツと、掃除屋(スカベンジャー)といわれるその名の通り、食べてくれます。そして体を温め血流を良くすることが、病気にならない、健康を回復する方法です。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p54.55)
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