2011年 02号
年が明けたと思ったら、早や二月。まだまだ寒いですね。二月の行事と言えば二十三日に醍醐寺(伏見区)で五大力尊仁王会(五大力さん)があります。奉納された五大餅と呼ばれる重さ150kg(女性は90kg)の餅を持ち上げて持続時間を競います。 また、五大明王の御影を映したお札(五大力さんの御影)は盗難除け・災難除けの御利益があるといわれています。さて、今回は安保先生の自律神経のお話の続きです⇒
交感神経緊張状態は、増え過ぎた顆粒球が放出する活性酸素によって周辺の正常な細胞を酸化させ、炎症を起こさせ破壊していきます。同時にリンパ球は減少していますから、小さなサイズの敵に対する処理能力が落ちて異物の処理能力まで落ちて免疫が低下します。顆粒球は体の中にある常在菌と反応する性質があるため、粘膜のある場所で炎症を起こし、肝炎、膵炎、急性肺炎など化膿性の炎症を起こします。胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの炎症系の病気や痛みの病気、ひどくなると自己免疫疾患や癌になる可能性があります。(中略)交感神経によるアドレナリンの分泌、心身の興奮、血管の収縮による血流障害が起こり、血液本来の酸素や栄養を送り、二酸化炭素や老廃物を回収する働きが阻害されて、一層血流は停滞することになります。血流障害は肩こり、頭痛、腰痛などの不快な症状の原因となり、排泄分泌能の低下は便秘や排尿障害、胆石、腎臓結石などを引き起こします。副交感神経が過剰になると、増え過ぎたリンパ球が、花粉やハウスダストなどの抗原に過剰に反応して、花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー反応を引き起こしてしまいます。副交感神経によるアセチルコリンの分泌、過剰なリラックス、血管の拡張によって血流はうっ血し、循環障害になります。こうした自律神経のバランスの崩れは低体温状態を引き起こし、免疫が働くうえでの必要な熱が不足して、さらなる免疫力の低下を招きます。両者の違いは、病気の種類が違っているだけで、病気を引き起こすのに変わりはありません。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p49.50)
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