2011年 01号
新年明けましておめでとうございます。本年もまたハリ師の健康話を宜しくお願い致します。さて、毎年1月10日は十日戎といわれ、この日を本戎、前日を宵戎、翌日を残り福と称し三日を祭礼の日としています。戎(恵比寿)様は、七福神の中の一人で、釣り竿と鯛を両手に持って微笑んでいる神様で、漁業の神、商売繁盛の神、福の神として親しまれています。この祭礼では、「商売繁盛、笹もってこい」の掛け声とともに枝先に縁起物を飾った「笹」を売り、賑わいます。戎様自体は全国的に有名ですが。十日戎というのは東京の人には馴染みが薄く、西日本の行事のようです。京都ゑびす神社(京都市東山区)は元来、建仁寺の鎮守の寺内神社であったものを神仏分離に際して建仁寺寺侍が譲り受け宮司となった神社で、十日えびすの縁起物である福笹の授受を初めて行った神社と言われています。それでは本年初のお話は安保徹先生の免疫についてのお話です⇒
私たちの体の中には病気の予防や病気を治す免疫という仕組みが備わっています。免疫は自分たちの体を守るばかりでなく、侵入者に対して攻撃を行う、体に備わっている自然治癒能力です。(中略)免疫力に大きな影響を与えるのが自律神経です。自律神経は自分の意思とは無関係に体の働きを調整している神経で、交感神経と副交感神経があります。交感神経は昼間の活動や興奮時に働く神経で、副交感神経は夜間、食事やリラックス、休息しているときに働く神経です。両者は、どちらか一方の働きが優位になると、もう片方がダウンするシーソーのような関係でバランスをとっています。自律神経の働きと免疫力は連動をしています。交感神経が優位の活動的な状態は細菌などの微生物が侵入しやすいので、アドレナリンを放出してその受容体を持つ顆粒球を増加させます。副交感神経が優位になると消化の過程で現れる体に不都合な物質を処理するために、アセチルコリンが分泌されその受容体を持つリンパ球が増加します。両者の神経がバランスよく働き顆粒球とリンパ球が適度な増減を繰り返しているのなら、何も問題はありません。どちらかにバランスが傾いた状態が続くと問題です。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p48.)
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