2011年 10号
彼岸と共に急に秋らしくなって参りました。朝晩が冷える秋は体温調節に充分気を配って頂きたい季節です。さて、今回は福田稔先生によるアトピー性皮膚炎のお話しです⇒アトピーは、ギリシャ語のATOPOSに由来し「奇妙な病気」という意味です。アレルギーの悪循環を生む要因は、遺伝や体質、ハウスダスト、塵、害虫、ダニなどのアレルゲン、ストレス、加工食品、汚染物質など千差万別です。(中略)しかし、本当の原因は、自律神経の乱れに伴う血流障害です。副交感神経が優位で起こるもので、血管が開きすぎて収縮しきれないために血液がよどみ、うっ血をします。血流が低下し、外から侵入してきた花粉やダニなどの異種タンパク、化学物質が体内に停滞します。アトピー性皮膚炎は体がそうした毒物を何とか排泄しようとする反応です。皮膚からの排泄が皮膚炎、呼吸器から出そうとすれば喘息や鼻水、くしゃみとなって現れます。運動不足や清潔で過保護な生活環境、甘くて柔らかい食べ物の食べすぎなどの過度の副交感神経を優位にする生活が原因なのです。■治療法:西洋医学ではステロイド剤がまず処方されます。ステロイド剤は根本的に治す薬ではなく症状を抑制する薬です。一時的に症状が止まってもすぐにぶり返し、また塗ってぶり返す、この繰り返しで悪化の一途をたどります。ステロイドはもともとは副腎皮質ホルモンですが、薬はコレステロールから合成して作ります。熱心に塗れば塗るほど、皮膚にコレステロールが沈着して酸化します。(中略)ステロイドは交感神経を緊張させるので長期使用した大人の患者さんほど強い交感神経緊張状態にあります。その結果、副交感神経がコントロールしている体の排泄機能を低下させてしまうので、病気は治りにくくなってしまいます。血流を改善させて過敏な反応を誘発する物質を体外へ洗い流すのが大事です。皮膚のかぶれは自分で体内に滞留している毒素を洗い流そうとしている反応です。リバウンドによる赤く腫れた皮膚や黄色い膿は酸化変性コレステロールを体外に排出しようとする治癒反応、とにかく薬をやめ、体を温めて排泄を促すことです。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p76.77.78)
一覧をみる
鍼は初めてで不安を感じられる方や、施術前に内容の確認など行いたい方は
お電話またはフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。
鍼灸師が疑問などにお答えさせて頂きます。
お問い合わせフォーム
当院は満足していただける施術を行うために予約制となっております。
ご予約を希望される方はお電話にてお問い合わせください。
電話番号:075-366-8828
火曜日、水曜日、金曜日
午前診9:00~12:00(最終予約受付時間11:00)
午後診14:00~18:00(最終予約受付時間17:00)
※ 上記以外でもご予約可能の場合がございますのでお問い合わせ下さい。
※ 寺院の業務と両立しておりますので火曜水曜金曜の週三日の診療としております。
また、春秋の彼岸やお盆期間中は寺院業務が繁多となりますので休診となる場合がございます。ご了承ください。