2010年 08号
8月になると盆施餓鬼の時期ですが、その由来についてご紹介させて頂きます。「救抜焔口陀羅尼経」によると、釈尊の十大弟子で多聞第一と称される阿難尊者が、静かな場所で坐禅瞑想していると、醜い餓鬼が現れ、阿難に向かって『お前は三日後に死んで、私のように醜い餓鬼に生まれ変わるだろう』と言いました。驚いた阿難が、どうしたらその苦難を逃れられるかとその餓鬼に問うと、餓鬼は『それにはわれら餓鬼道の苦の衆生、あらゆる困苦の衆生に対して飲食を施し、仏・法・僧の三宝を供養すれば、汝の寿命は延び、我もまた苦難を脱することができるだろう』と言いました。しかし、そのような余裕がない阿難は、釈尊に助けを求めると、『観世音菩薩の秘呪がある。一器の食物を供え、「加持飲食陀羅尼」を唱えて供養すれば、その食べ物は無量の食物となり、一切の餓鬼は充分に空腹を満たされ、また、無量無数の苦難にある者を救い、施主は寿命が延長し、その功徳により仏道を証得することができる』と言われ、阿難が早速その通りにすると、阿難の生命は延び仏道を更に進めることができ、餓鬼道の者たち、あらゆる困苦の衆生も救われたといいます。これが施餓鬼の起源とされています。では、今回は石原結實先生のニンジン・リンゴジュースによって苦の衆生を救うお話です。⇒
ニンジン・リンゴジュースとの出会いは1979年、スイスのチューリヒにあるベンナー病院に自然療法を学びに行ったときです。病院でニンジン・リンゴジュースは毎朝の食事として出されて多くの難病の患者さんを治していました。私の研究でもニンジン・リンゴジュースが好中球やマクロファージなど白血球の中でも何でもむさぼり食べる貪食能を50%以上上昇させ飛躍的に免疫力を高くしました。しかも、空腹時や断食中には、より白血球の貪食能が増強されることがわかりました。2つの特性を活かせば、白血球が体内の老廃物をむさぼり食べてくれるので、体の中の病原菌はもちろん血液中の汚れも排出されやすくなり、多くの人が健康になるわけです。(中略)朝食を抜いてニンジン・リンゴジュースで行うミニ断食は免疫増強と老廃物の排泄にとても効果的なものなのです。 ニンジン2本とリンゴ1個をたわしでよく洗い、皮も種もそのまま丸ごとで適当な大きさに切ってジューサーにかけると、コップ2,5杯分ができます。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p36.37)
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