2010年 02号
2月3日は節分の日です。「節分」は本来、季節の移り変わる時の意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していました。特に立春が1年の初めと考えられることから「節分」といえば春の節分を指すものとなりました。立春を新年と考えれば、節分は大晦日にあたり、前年の邪気を祓うという意味をこめて、追儺(ついな)の行事が行われ、その一つが「豆まき」です。病気も東洋医学では邪気によって引き起こされると言われます。節分には、しっかり払っておきたいものですね。それでは今回は石原結實先生の病気に関するお話をご紹介します。
病気の原因は、食べたものが原因で起こる食あたりのように単純なものではありません。かつて成人に多いとされ、成人病と名づけられていた糖尿病や高血圧は、長い間の生活習慣の積み重ねが原因のため「生活習慣病」とその名前を変えました。(中略)病気はたった一日のことが原因で起こっているのではないのですから、がんという結果を手術で切り取ったり、高血圧という結果を薬で抑えても根本的な解決とはならないわけです。病気になるには、その人なりの原因があります。患者さん自身に食事や運動、生き方といった生活習慣の中で、症状が起こり始めたきっかけや原因を認識してもらい、それらを取り除く工夫をしてもらえれば快方に向かうことが多いのです。患者さんが病院にいく目的は、少しでもつらい症状を改善したくて通うのですから、そのつらい症状をとりあえず除去するという対症療法も、もちろん、時には大切です。しかし、その起こった根本原因を患者さんに説明し、その改善方法を医師と患者さんと共同で実行していくことこそ、本当の治療医学といえるでしょう。肩こりに貼り薬を出すことは簡単ですが、長い目で見て根本原因は血流の障害によるものと診断して、血流を良くする為の運動を教える医師が患者さんには必要です。あらゆる動物や人間も病気になると発熱したり食欲不振に陥ったりします。よって病気を治すためには体を温めることと、食事を少なくすることが大切であることを示唆しています。そういうことを教えてくれる医師こそ、名医であると私は思っています。 参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p24.25)
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