2010年 01号
新年明けましておめでとうございます。本年もまたよろしくお願いいたします。ハリ師の健康話(ハリケン)を月刊で発行して、早や三年余り。その間私は食と健康と題してさまざまな食材に関する話をさせていただきましたが、今後はそれ以外の分野も織り交ぜていこうと思っております。新潟大学大学院医学部教授の安保徹先生、そのほか、医学博士イシハラクリニック院長の石原結實先生、日本自律神経免疫治療研究会理事長の福田稔先生といった三人の先生方が書かれている「非常識の医学書」(実業之日本社)から健康に役立つ話を抜粋してご紹介させていただこうかと考えております。今回は安保先生の「薬」に関する話をご紹介させていただきます。
病気はまじめな人ほどかかりやすいものです。不真面目といったら語弊がありますが、不真面目な人は自分の箍(たが)を緩めて調整することができる人です。オンとオフとを上手に切り替えてストレスを発散する方法を知っています。真面目な人は小さなことでも真剣に考え、取り組み、とても誠実です。その性格は非常に評価できるのですが私(安保先生)の自律神経理論から言わせれば、交感神経を緊張させ病気にかかりやすい人です。また、病気になったがゆえに、病院から出される薬を実に几帳面に飲み続けます。几帳面に飲むため、どうしても体の調子のいいときにも飲んでしまうので、その真面目さから薬が更なる病気を呼んでしまうことになる人なのです。薬の本質を知ることが大事です。(中略)薬は症状を止めるだけ、冷やして抑えるだけにすぎません。調子のいいときも毎日毎日真面目に薬を飲むことは慢性病を引き起こす原因にもなります。大事なのは使い方です。あまりにどうしようもないときに1~2週間飲むことはあってもそれ以上飲んでいい薬はありません。長期間の薬の服用は体に負担をかけ、病気が慢性化し、治ることはなく、病気も病院も増え続けていくのです。どうか真面目に薬を飲まないでください。 参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p22.23)
一覧をみる
鍼は初めてで不安を感じられる方や、施術前に内容の確認など行いたい方は
お電話またはフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。
鍼灸師が疑問などにお答えさせて頂きます。
お問い合わせフォーム
当院は満足していただける施術を行うために予約制となっております。
ご予約を希望される方はお電話にてお問い合わせください。
電話番号:075-366-8828
火曜日、水曜日、金曜日
午前診9:00~12:00(最終予約受付時間11:00)
午後診14:00~18:00(最終予約受付時間17:00)
※ 上記以外でもご予約可能の場合がございますのでお問い合わせ下さい。
※ 寺院の業務と両立しておりますので火曜水曜金曜の週三日の診療としております。
また、春秋の彼岸やお盆期間中は寺院業務が繁多となりますので休診となる場合がございます。ご了承ください。