2009年 01号
食と健康(こまつな) 新年明けましておめでとうございます。お正月のお飾りに門松がありますが、これは、正月に家の門の前などに立てる竹や松などで作った飾りのことを指します。門前の左右に一対並べるのが一般的で、玄関に向かって左側の門松を雄松(おまつ)、右側を雌松(めまつ)と呼びます。木のこずえに神が宿ると考えられていたことから、新年を迎える際に年神を家に迎え入れるための目印として木を立てたのが始まりと言われています。新年に木を家に持ち帰る習慣は平安時代に中国から伝わり、最初は杉などが用いられていたようですが、松には古くから神が宿る木と考えられていたため、平安時代末期には正月に松を飾るようになったと言われています。そして、真っ直ぐに節を伸ばす竹が長寿を招く縁起ものとして添えられるようになり、江戸時代頃から現在のように門前に左右に一対立てるようになったとされています。門松には、竹の先端が斜めに切られている「そぎ」と呼ばれるものと、竹そのままの形の「寸胴」(ずんどう)の2種類があります。そして3本組みの竹を中心に、前面に紅白の葉牡丹、後方に若松を沿え、更に海老木や南天、熊笹を添えるものもあります。門松を立てておく期間は、一般的には1月7日までの松の内の間です。
松つながりで今回は「小松菜(こまつな)」についてご紹介させていただきます。こまつなは気を降ろし、体にこもった熱を収めるため、更年期障害などの「のぼせ」に効果があるようです。また、食物繊維が豊富で便通にも良いとされますし、しぼり汁には化学物質の発がん性を抑える作用があるとされています。こまつなに含まれる、熱に弱いビタミンCやクロロフィルを効率よく摂るためにはできるだけ手早く炒めるか、調理の最後に入れると良いでしょう。β‐カロチンを摂るためには油で炒める調理法がお勧めです。また、こまつなにはカルシウムが豊富に含まれていますが、シュウ酸と結合すると吸収されにくく、結石の原因となるのでシュウ酸を多く含む野菜(ホウレンソウ、キャベツ、レタス、サツマイモ、ナスなど)とは一緒に食べないほうが良いでしょう。
参考文献:「東方栄養新書」 メディカルユーコン社
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