2007年 06月号
6月と言えば夏本番前の梅雨の季節ですが、この「梅雨」の語源には、いくつかの説があります。
「梅の実が熟す頃に降る雨」という意味で、中国の長江流域では、「梅雨(ばいう)」と呼んでいたという説と「黴(カビ)が生えやすい時期の雨」という意味で、「黴雨(ばいう)」と呼んでいましたが、カビでは語感が良くないので同じ読みで季節に合った「梅」の字を使い「梅雨」になったという説があります。そして、このカビについて少しお話ししますと、カビは65%以上の湿度を好み,5℃~35℃特に20℃を越えると活発に発育します。このため,湿度・温度の上昇する梅雨時は,カビの好む条件が整っています。近年,アレルギー症が増えてきていますが,カビ(真菌)の胞子や代謝産物がアレルギーを起こす原因物質(アレルゲン)になることがわかっています。真菌アレルギー症として,気管支ぜんそく,じんましん,鼻炎や結膜炎,皮膚炎などがあります。 大阪市立環境科学研究所による調査では,特に全自動式洗濯機では,洗濯水中にたくさんのカビ胞子が見つかり,年々増え続けるアレルギー性皮膚炎の原因の一つとして,洗濯機内で増殖するカビが疑われるという報告がなされています。
さて、話は変わりますが、前回に引き続き今回もかぼちゃに関してお話しします。かぼちゃには糖質、でんぷん、カロチンが多く含まれます。また、消化吸収能が高い野菜ですので、夏バテの解消にも良いでしょう。抗酸化作用があり、免疫力を高める作用があります。β‐カロチンはかぼちゃの皮に多く含まれ、油溶性なので油を使った調理ですと多く摂取できますが、炒めるとその栄養素が壊れてしまうので、煮物にするのがお薦めです。東洋医学的観点からはかぼちゃは「温性」と古文献に記載されていて、冷えの体質の方に良いとされています。ですが、「潤い」の性質も強く、食べ過ぎると余分な水分が溜まってしまい、気や血の循環がかえって悪くなる場合もあります。疲れやすく、胃腸が弱い方やいわゆる水太りの方、もともと血行が悪い方は食べる量に注意が必要なようです。
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