2007年 05月号
青葉が目に鮮やかな季節となりましたね。5月の第二日曜は母の日です。母の日はもともと1900年のアメリカヴァージニア州が起源といわれています。1905年5月9日、アンナ・ジャービスという人の母親が亡くなりました。やがて彼女は、「亡き母を追悼したい」という想いから、1908年5月10日、フィラデルフィアの教会で白いカーネーションを配りました。これがアメリカで初めて行われた母の日だそうです。この風習がアメリカのほとんどの州に広まりました。そして1914年、その時のアメリカ大統領だったウィルソンが5月の第二日曜日を母の日と制定しました。
母を大切に思うと言えば、当院でいつも行っている治療はもともと古代中医学の治療法則に基づいているのですが、この中の大原則として「虚したるは、その母を補え」というものがあります。これは、弱っている臓器そのものだけでなく、その臓器を養って母親の役目を果たしている臓器も治療せよという考え方なのです。こういった考え方は人に置き換えても、当てはまると私は思います。ですので、自分自身が元気で充実した人生を送れる為にも、ご来院いただき私を育てて下さる皆様には感謝の気持ちを持って今後もできる限り良い治療を行っていきたいと常日頃より考えております。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は夏の野菜であるかぼちゃについて少しお話ししようかと思います。日本かぼちゃの原産地は中米ですが、江戸時代にカンボジアから伝来されてきたときに、カンボジアが原産地であると誤解された為に「かぼちゃ」という名前が付いたそうです。
かぼちゃ100gには4.6gものビタミンEが含まれています。ビタミンEは「不妊に効くビタミン」として知られています。抗酸化作用により、血管や肌の老化防止の働きがあります。また、抹消血管の拡張作用があり、血液の循環を良くします。そして、かぼちゃは野菜の中で一番多くコバルトが含まれていると言われています。コバルトはすい臓のインシュリンを分泌する細胞に必須な元素で、この為かぼちゃは糖尿病に効果があると考えられています。肝炎、肝硬変、腎炎、十二指腸潰瘍などにも効果があるという報告もされています。
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