2007年 11月号
つい先日まで暑い暑いと言っていたのに、もうすぐ年の瀬ですね。光陰矢の如しと言いますが、秋のこの時期は殊更に駆け足で過ぎ去って行ってしまうように思えるのは私だけでしょうか。
11月は七五三のお参りの時季ですね。旧暦の15日はかつては二十八宿の鬼宿日(鬼が出歩かない日)に当たり、何事をするにも吉であるとされました。また、旧暦の11月は収獲を終えてその実りを神に感謝する月であり、その月の満月の日である15日に、氏神への収穫の感謝を兼ねて子供の成長を感謝し、加護を祈るようになったと言われております。本来、三歳・五歳・七歳は子供の厄年といわれ、身体的にも精神的にも、成長の節目に当たるといわれています。昔は男女ともに、三歳になると「髪置」といって、髪を伸ばして結いなおしました。男の子は五歳になると「袴着」という、袴と小袖をつけて扇を持つ儀式をし、女の子が七歳になると「帯解き」という、つけひもをとり初めて本式の帯を締める儀式を行いました。これらを称して「七五三の祝い」とし、氏神様にお参りしたのです。
さて、今回はニンジンについてお話しします。ニンジンには多くのβ-カロチンが含まれていることがよく知られています。β-カロチンは体内でビタミンAに変わり、目の働きに深く関わります。また、抗酸化作用があり、皮膚や粘膜を潤す働きがありますので、ドライアイや肌の保湿に効果があるとされています。油溶性でニンジンを油で炒めたときのβ-カロチンの吸収率は60%であるのに対し、生食での吸収率は8%しかありません。ただし、血糖値の降下作用は生食のほうがあるとされています。また、酢はβ-カロチンを破壊してしまいますのでご注意を。そして意外なことにニンジンは葉のほうにβ-カロチンが多く含まれ、カルシウムも根部の5倍、鉄分も葉のほうが多く含むのだそうです。
参考文献:「東方栄養新書」 メディカルユーコン社
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