2006年 12月号
最近では健康ブームにのって、さまざまな「サプリメント」が薬局やコンビニエンスストアでまで発売されています。これらは栄養の面から体によいと考えら れていますが、いくら体によいと言っても、これらを飲むことが本当の食事の代わりにはなりません。「食」という字は人の下に良いと書きます。食べることは 人にとって良いということです。ちなみに「飲む」という字は食に欠けると書き、これは飲むことが食べることよりも欠けているということを意味します。分か りやすく言えば、健康づくりの為の食事の極意は「色」「味」「香り」のある、バランスの良い食事をすることと言っても言い過ぎではないと思います。「色」 「味」「香り」がそろう食事は我々の五感を通じて体と心によい影響を与え、幸福感をもたらします。実は日ごろのこの幸福感は健康づくりのために非常に重要 な部分なのですが、サプリメントでは残念ながら得られないんですね。
胃腸の消化吸収が健康づくりの第一関門で、食べ物をよく噛むと、さまざまな消化液や酵素が分泌されますし、調理によっての熱い冷たいは直接体を温めたり 冷やしたりします。さまざまな食材の色や味や香りは視覚味覚嗅覚を通じて食欲を増進させますし、気力を充実させ、ストレスを収めたりするといった効能があ ります。こういったものはサプリメントの錠剤ではできないところでしょう。
結論から言えば、栄養素は体によくても、多く摂ればとるほど、体調が早くよくなるというものではありません。特別に欠乏していないかぎり、摂りすぎると 逆に体に害をもたらす恐れがあります。補助という意味ではサプリメントも良いでしょうが、大事なのは、やはり自然な食材で体調と体質に合わせたバランスの よい食事を心から楽しんでいただくということではないでしょうか。
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