2007年 01月号
新年、明けましておめでとうございます。本年もまた皆さまの健康に少しでも貢献できるよう、頑張って参りますので、宜しくお願いいたします。
さて、前回までは医食同源ということに関してお話ししてまいりましたが、今後も引き続き「食」に関することをテーマに採り上げていきたいと思います。新 年第一弾は、特にこの季節、我々の食卓に無くてはならない野菜、「大根」。今回はこの「大根」の隠れた力についてお話ししたいと思います。
栄養など、大根が我々の体に及ぼす影響についてですが、現代の研究によれば、大根にはデンプンの消化酵素のジアスターゼをはじめ、様々な消化酵素が含ま れており、消化を助け、胃腸の働きを整えます。そのほか、ブドウ球菌や真菌に対する抗菌作用などもあり、熱を通さない生の大根汁には胆石形成を予防する効 果、また、大根の食物繊維(リグニン)はマクロファージという免疫細胞の働きを高める効果があると言われています。そして、抗がん作用を持つインターフェ ロンの誘発物質も含まれており、生の大根を薄く切って、よく噛んで唾液をたくさん分泌させて食べるのが抗がん作用を引き出すコツだと言われています。あ と、大根の葉にはビタミンCが多く含まれています。
そして、東洋医学的には、大根には寒気からくる風邪を回復させたり、胸苦しさを解消させたり、気の巡りを促し、整腸して胃腸の働きを良くし、また、痰の 出をよくしたり、体内の毒素を分解する作用があると考えられています。中国の古典文献には「生食は気を上昇させるが、加熱食は気を下に降ろす。」「朝鮮人 参とは作用が正反対のため、一緒に食べてはならない。」「大根を食べすぎると白髪になる。」と書かれているようです。
古今と洋の東西を問わず、大根は体に良い食材と認められていますが、冷えが気になるときの生食は体を冷やす作用もありますので、体質や体調に合わせて調理法や食べる量に注意する必要があるようです。
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