2024年02号
二月の節分によく食されるものにイワシがありますが、これはイワシを焼くときに出る煙と強い臭いで邪気を追い払うためと言われています。イワシはニシン科の魚で、沖縄を除く日本全国に生息しています。日本では、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種類が流通しています。カタクチイワシの稚魚はシラスで、成長するにつれてシラス→ジャコ→イワシと呼び名が変わります。イワシの語源には諸説ありますが、陸にあげるとすぐに死んでしまうので、「弱し」から「イワシ」に変化したという説が有力と言われています。鮮魚だけでなく、干物やだしによく使用される煮干し、水煮や味噌煮などの缶詰にも加工されています。洋食に使用されるオイルサーディンやアンチョビもイワシを加工したものです。では次にイワシに含まれる栄養についてご紹介します。
◆DHAとEPA:イワシの脂には、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(イコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。これらは魚油中に多く含まれる不飽和脂肪酸です。コレステロール値を下げ、血栓や動脈硬化を予防する効果が期待できます。
◆ビタミンD:ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨や歯の形成に役立ちます。ビタミンDは日光を浴びることで作ることができる珍しいビタミン。
◆ビタミンB2、ビタミンB12:イワシはビタミンB群が豊富で、特にビタミンB2とビタミンB12が顕著です。ビタミンB2は脂肪の代謝を促し、効率よくエネルギーに変える働きがあり、また皮膚や粘膜の健康維持にも役立っています。 ビタミンB12は神経系が正常に働くようコントロールしたり、赤血球を合成する栄養素です。
◆セレン:イワシ100gあたりのセレンは54μgで、特に赤身部分に多く含まれています。セレンは抗酸化力をもつミネラルで、免疫力の向上や過酸化脂質の分解に働きます。
また、イワシの食べ方として、圧力鍋で調理したものや丸干しなどは、骨まで食べられるためカルシウムや鉄分を効率よく摂取したい場合におすすめです。 西 邦光
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