2021年10号
夏の暑い時期に起きる夏バテに対して、涼しくなった秋に体のだるさや疲れ、食欲不振などの不調が生じることを「秋バテ」といいます。今回はそんな秋バテの原因と対策などについてお話ししたいと思います。
◆秋バテの原因は自律神経の乱れ:私たちの体は、自律神経によって呼吸や体温調節、消化や血液循環などがコントロールされています。夏から秋への季節の変わり目は、日中と夜の気温差が大きくなりますので、この温度差に対応しきれず自律神経が乱れると、疲れやめまい、頭痛などさまざまな不調が生じやすくなります。また、自律神経は低気圧の影響も受けやすいため、台風などで気圧変化が激しいと不調が生じやすくなります。
◆夏からの内臓や体の冷えも不調の原因に:夏の暑い時期に、アイスや冷たい飲み物ばかりを飲食すると、内臓が冷えてしまいます。この内臓の冷えの影響は秋まで続き、胃腸の働きの低下や体全体の冷えにより不調を引き起こすこともあります。
秋バテから回復する方法
◆お風呂で自律神経を整える:リラックスしているときに働く副交感神経が優位になる38~40℃程度のぬるめの湯船に入ることで、自律神経のバランスが整いやすくなります。
◆運動で自律神経を整える:日中に体を動かすと交感神経が優位になり、自律神経が整います。朝夕と涼しい時間帯に、ウォーキングや体操など軽い運動をするのがおすすめです。適度な運動で血行をよくすることは、疲労感の軽減にもつながります。
◆バランスよく規則正しい食事:1日3回、規則正しくとることが大切です。胃腸への負担を避けるために、ゆっくりたくさん噛み、冷たいものは避けて温かい食べ物を選ぶようにしましょう。
西 邦光
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