2016年05号
人類史上これほどの飽食の時代はありません。多くの人は食べ過ぎです。目が覚めて朝食、お昼には昼食、3時におやつ、夜には夕食、夜食、テレビや本を見ながらもスナック菓子を食べている人までいます。いつもいつも食べているので内蔵が休まる暇はありません。50年ほど前まで人々は戦争や天災によっていつも飢えていました。そのため体の飢えに対する対応は可能で、遺伝子にも常に栄養を蓄えようとする部分が残っています。しかし、体には飽食に対応する方法はなく肥満や高脂血症、糖尿病、痛風、高血圧になってしまうのです。ことわざに「腹八分目に医者いらず、腹十二分目に医者足らず」とあります。四分の差が病気を作り出してしまうのです。1日の食事の3分の1を減らせば病気のリスクをだいぶ下げられるということです。減らすなら朝食が最適です。朝食は英語でbreackfast。breakはやめる、fastは断食の意味があります。前の日の夜からの断食をやめるという意味です。「吸収は排泄を阻害する」という体の法則どおり、胃腸が消化吸収をしている間は体内の栄養物や老廃物を十分に燃焼出来ないので悪いものを排泄出来ません。ところが、夜から朝は断食と同じ状態で胃腸は休んでいるため、寝ているときに排泄機能がフル稼働し、口臭や目やに、鼻汁、濃い尿が出ます。これは体内の栄養物が燃焼した後の燃えかすです。断食明けの朝食には生姜紅茶やニンジンリンゴジュースで胃腸に負担をかけずに良質な糖分を補います。昼食はその日初めての固形物のため、消化吸収の良い蕎麦に薬味を入れて体温上昇を助けます。夕食は日本人は出来れば和食中心が良いのですが基本的には何を食べても良く、適量の飲酒も良いでしょう。朝だけ断食を1週間もすると体重の変化、排泄の促進を体で実感出来ます。より効果を求める人は半日断食に挑戦しましょう。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p192、193)
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