2015年 08号
今回は石原結實先生の食べ物の性質のお話です→医学や栄養学には、ある食べ物が体を温め、ある食べ物が体を冷やすという概念はありません。しかし、東洋医学では体質に「陽性」と「陰性」があるように食べ物にも「陽性」と「陰性」があります。冷え性や冷えによって起きる病気には体を温める陽性の食べ物を、暑がりや暑がりによって起こる病気には体を冷やす陰性の食べ物をとるという概念があります。それぞれの体質に合った食べ物をとることで健康になったり病気が回復したりするのです。「陽性食品」と「陰性食品」とを見分ける方法は陰陽の法則をあてはめればいいのです。色で例えるならば、赤、黒、橙などの暖色系は「陽」で、青、白、緑などの寒色系は「陰」です。黄色は中間色でこれは「陽」と「陰」の間の間性になります。まずは色で見分けましょう。赤、黒、橙、黄色の暖色系の食べ物は体を温める陽性食品で、玄米、黒パン、黒砂糖、小豆、黒豆、紅茶、番茶などです。青、白、緑などの寒色系の食べ物は体を冷やす陰性食品で緑の野菜、牛乳、白砂糖、白米、白パンなどです。次に原産国で見分けます。なぜなら、自然の摂理から暑い南方に住む人達は体を冷やすものを食べ、寒い北方に住む人達は体を温める食べるようになっているからです。ですから北方の寒い地方でとれる鮭、蕎麦などはそれ自体が冷たくては生きていけないので温かい性質を持っている陽性食品です。南方の暖かい地域でとれるバナナ、オレンジ、パイナップル、トマト、すいか、きゅうり、コーヒー豆などは陰性食品です。私たちが住む日本は暑い夏も寒い冬もありますから、夏にとれる多くのものは体を冷やし、冬にとれる食べ物の多くは体を温めると覚えておくと良いでしょう。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p180,181)
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