2014年 10号
東洋医学の診察でよく診るのは舌診。患者さんの舌を見せて貰います。鏡に向かってベーと舌を突きだしてよく見てください。舌や舌苔、歯茎、口臭などですべて体の中の水分量や余剰物、老廃物の影響があらわれます。色やにおい、状態で健康状態がわかります。舌の表面を覆う舌苔は舌の上皮や食べ物のカス、細菌が寄り集まったものです。特に断食中には排泄器官の活発化によって舌苔も厚く色も濃くなってきます。血液によどみが生じオケツ状態になっていると、歯茎も色素沈着し、色がよどみます。歯が浮いたり、しみたりするのは疲労などによる血行不良が原因です。
舌のふちが腫れぼったくデコボコ…体の中の水分量が多く舌もむくんでいます。水分を含み腫れて大きくなった舌は口の中で絶えず歯と接触して、ふちに歯形がついてデコボコしています。 舌の表面かツルツル…舌の表面には舌乳頭という小さな突起があり、唾液をとどめたり食べ物を絡めて取りやすくする働きがあります。悪性貧血になると、舌乳頭が萎縮して表面がツルツルになり、光沢が見えます。 舌に亀裂…舌の中心にある正中線以外に亀裂か入っている人は体内の水分不足です。その為湿っているはずの舌がひび割れています。 ピンク色…健康な舌 白色…貧血気味です。水分過多で体に冷えがある人も血行不良で白っぽくなります。 赤色…発熱や水分不足のときに熱をもって赤くなります。 暗赤色…舌全体やふちが暗赤色で舌の裏の二本の静脈も暗赤色で膨らんでいたら、オケツの状態です。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p160~161)
一覧をみる
鍼は初めてで不安を感じられる方や、施術前に内容の確認など行いたい方は
お電話またはフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。
鍼灸師が疑問などにお答えさせて頂きます。
お問い合わせフォーム
当院は満足していただける施術を行うために予約制となっております。
ご予約を希望される方はお電話にてお問い合わせください。
電話番号:075-366-8828
火曜日、水曜日、金曜日
午前診9:00~12:00(最終予約受付時間11:00)
午後診14:00~18:00(最終予約受付時間17:00)
※ 上記以外でもご予約可能の場合がございますのでお問い合わせ下さい。
※ 寺院の業務と両立しておりますので火曜水曜金曜の週三日の診療としております。
また、春秋の彼岸やお盆期間中は寺院業務が繁多となりますので休診となる場合がございます。ご了承ください。