2010年 06号
6月は衣替えですね。これは平安時代の宮中行事から始まった習慣で、当時は中国の風習に倣って4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定め、これを「更衣(こうい)」と呼びました。しかし、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も更衣と言い、後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御(にょうご)に次ぐ者を指すようになったので、民間では更衣とは言わず衣替えと言うようになったそうです。衣替えは、日本特有の習慣のようです。 さて、今回は福田稔先生の自律神経と白血球数の関係に関するお話です⇒
昔は白血球分画検査がどこの病院でも当たり前のように行われていました。現代医学が進歩するにつれて精密な検査が可能となり、腫瘍マーカーや細胞検査によって詳細なデータが収集できるので、白血球分画検査はあまり行われなくなりました。(中略)血球は、好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球の5種類に分けられますが、この検査では好中球を更に棹状核球と分葉核球に分類して測定を行います。ポイントになるのはリンパ球と顆粒球(好中球、、好酸球、好塩基球)の割合です。自律神経がバランスよく働いているときは血液1立方ミリメートルあたりに5000~8000個の白血球が含まれています。顆粒球とリンパ球の比率は顆粒球54~60%:リンパ球35~41%。この比率があれば免疫力は充分にあり自分の力で病気を治せます。ほとんどの病気は自律神経のアンバランスにより起こります。最近は交感神経の過剰な緊張状態によって起こるのが40%、副交感神経優位で起こるのが40%、残りは未病で20%です。病気を改善する目標は、リンパ球の比率が35~41%、数としては1800~2000個/立方ミリメートル以上です。2000個を超えると症状は日増しに改善に向かい、1800個程度を維持できると好転し癌でも共存が可能になります。(中略)3ヶ月に1回程度を目安に検査を行うと、データを見て医者は治療の見通しも立てられ、患者さんも自律神経のバランスや免疫力の状態を把握することが出来ます。リンパ球が増えない場合は、交感神経緊張状態にあるので、ストレスや睡眠不足など思い当たる原因を探して、しっかりと副交感神経を優位にする方法に取り組みます。 参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p32.33)
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