2008年 08号
京都での夏の風物詩と云えば、祇園祭に五山送り火ですね。五山と形容されるように、東山如意ケ岳の大文字、万灯籠山の大黒天山妙法、西賀茂船山の船形、大北山の左大文字、嵯峨鳥居本曼陀羅山の鳥居形の五つの送り火を指します。最初に始まったのは、東山如意ケ岳の大文字のようですが、その起源は定かではないようで、一般には二つの説があります。
一つは如意ヶ嶽の登り口に浄土院、通称「大文字寺」がありますが、かつて浄土院が火災に遭ったおり、本尊の阿弥陀如来が光明を放ちながら如意ヶ嶽に飛び去ったと云い、後に疫病が流行した時に弘法大師がこの故事にあやかり、山麓に人を表す大の形の祭壇を設けて護摩修行をもって疫病の退散を祈願したと伝わり、これが大文字の送り火へと変化していったと云う説です。もう一つは、足利義政が近江の陣で亡くなった息子の義尚の霊を慰めるため、相国寺の横川景三和尚の勧めで始めたと云う説です。 今では二つの「大」に「妙法」、「船形」、「鳥居形」と灯されますが、妙法からは仏教的色彩もみてとれます。船形は精霊を乗せる送り舟、妙法が灯る松ヶ崎では題目踊りもおこなわれます。京都では精霊のことを「お精霊さん」(おしょらいさん)と呼びますが、そのお精霊さんを舟に乗せ、南無妙法蓮華経の題目を唱え、人形(ひとかた)の送り火と共にお精霊さんを十万億土の彼方へ送り還す、これが五山の送り火です。
さて、今回は「きゅうり」です。きゅうりの重要な栄養にカリウムがあります。これはナトリウムの排泄を促して血圧を下げる作用があります。また、血液のアルカリ度を高める働きがあり、これにより尿酸を尿にとけやすくし、尿路結石の予防に役立ちます。夏バテはカリウムが汗と一緒に失われて起こる低カリウム血症が原因であることが多く、夏バテの予防にも有効です。そのほか、きゅうりに含まれるマロン酸は糖から脂肪へ の転化を抑制しますので、体脂肪の増加も抑制します。少し気をつけていただきたいのは、きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素はビタミンCを破壊しますので、ほかの野菜と食べる際は生食よりも酢で処理したほうが良いでしょう。
参考文献:「東方栄養新書」 メディカルユーコン社
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