2008年 03月号
水温む三月。3月3日は桃の節句ですね。桃の節句の起原は大変古く平安時代に遡ります。
昔の日本には五つの節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)があり、当時この行事は貴族の間では、それぞれ季節の節目の身のけがれを祓う大切な行事でした。その中の一つ「上巳(じょうし)の節句」が後に「桃の節句」となります。平安時代、上巳の節句の日に人々は野山に出て薬草を摘み、その薬草で体のけがれを祓って健康と厄除けを願いました。この行事が、後に宮中の紙の着せかえ人形で遊ぶ「ひいな遊び」と融合し、自分の災厄を代わりに引き受けさせた紙人形を川に流す「流し雛」へと発展してゆきます。室町時代になるとこの節句は3月3日に定着し、やがて紙の雛ではなく豪華なお雛さまを飾って宮中で盛大にお祝いするようになりました。その行事が宮中から武家社会へ、さらに裕福な商家や名主の家庭へと広がり、今の雛祭りの原型となっていきました。
今回は桃の節句に因んで桃をご紹介したいところですが、「キャベツ」です(笑)キャベツには血管壁を丈夫にするビタミンCとビタミンKが豊富に含まれており、血液凝固物質の生成を助け、止血しやすくさせる作用があります。また、インドール、ジオチオールチオニン、フラボノイドなどが含まれ、ガンの予防作用が注目されています。最近アメリカではキャベツがガンの予防作用が期待できる食品として重要視されています。発ガンを抑える色素成分のフラボノイドやビタミンC、Eなどが豊富に含まれているからです。また、粘膜の再生を助ける効能のあるビタミンUが含まれています。これは市販の胃薬の重要成分であり、ビタミンKと共に胃、十二指腸潰瘍の予防治療に役立ちます。他にも、ご存知のようにキャベツは食物繊維を多く含んでおり、便秘の予防や整腸作用に効果があります。ただし、煮すぎると栄養価も減ってしまいますので注意が必要です。千切りにするときも千切りしてから水にさらすより、先に洗って切るほうが大事な栄養素を約40%も保ちます。
参考文献:「東方栄養新書」 メディカルユーコン社
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