2008年 01月号
新年明けましておめでとうございます。
本年もまた皆様が健康な日々を送られるための一助となるべく精進致しますので、どうぞよろしくお願い致します。さて、お正月と言えばおせちとお餅とみかんですね。鏡餅を飾られるお宅も多いかと思いますが、鏡餅という名称は昔の鏡に形が似ていたことからこの名前が付いたと言われています。そもそも鏡餅が現在のような形で供えられるようになったのは、家に床の間が作られるようになった室町時代以降のことで、武家では、床の間に具足(甲冑)を飾り、その前に鏡餅を供え、鏡餅には、譲葉(ゆずりは)や裏白・熨斗鮑(のしあわび)・海老・昆布・橙(だいだい)などを載せるのが通例となり、これは具足餅(武家餅)と呼ばれたそうです。橙は木から落ちずに大きく実りが育つことにあやかり、「代々(橙)家が大きく栄えるように」と願う縁起物。海老は腰が曲がるまでの長寿を願う。昆布(こぶ)は、その呼び名から「よろこぶ」を表す。裏白は古い葉とともに新しい葉が次第(しだい)に伸びていくので、久しく栄えるという縁起を担ぐもの…などとそれぞれに意味があるようです。
本年最初のテーマは「みかん」です。みかんのオレンジ色の色素はβ‐クリオウトキサンチンという成分で、それにはβ‐カロチンの5倍ものガン予防効果があり、脂肪肝の予防効果もありますが、それは皮に多く含まれています。また、ヘスペリジンという成分が含まれ、これは毛細血管を強化したり、血圧の上昇を抑えたり、血中の中性脂肪を減らしたりする作用があるようです。そして、100gのみかんには36mgのビタミンCが含まれ、ヘスペリジンと協力して抗酸化作用や抗老化作用があるということが知られています。日本で改良されたみかんは甘すぎ、甘みが体を火照らせ、体内で処理しきれない余分な水分を溜まらせる恐れや喉の痛み、痰を生じさせやすい性質などもありますので、食べ過ぎには注意してください。しかし、みかんの外側の皮は果肉とは異なる成分を含んでおり、日干しして飲むと消化を促進させたり、痰を除く効果が期待できます。
参考文献:「東方栄養新書」 メディカルユーコン社
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