2015年 04号
今回は福田稔先生の眼に関するお話です→視野がぼやけて、眼の焦点が合わなかったり、眼の奥が腫れているように感じたり、眼が乾いたり、ヒリヒリして涙が出てしみたりといった症状はパソコンやスマホ、テレビで眼を酷使する現代人に多い症状です。眼の違和感によって、肩凝り、頭痛などが引き起こされることもあります。東洋医学では「肝は血を受けてよく視る」といい、眼と肝臓は深い関わりがあります。眼は顔の中で最もエネルギーを消費する器官です。起きている間ずっと活発に働く眼は、エネルギー源となる血液が大量に必要で毛細血管がびっしりと張り巡らされています。そのため、血液中の老廃物の解毒、浄化などをする肝臓の働きが鈍ると眼の状態も悪くなり、ぼやけたり、霞んだり、眼の表面が乾いてしまうドライアイなどの症状が現れ、更にその状態が続くと、眼の周りにクマやくすみ、皺などが現れる場合もあります。また、下半身の健康と関わっていて、足腰が弱り頻尿の症状が出るようになると、老眼や白内障、ドライアイなどの眼の症状が出てくるようになります。頭部の鬱血が原因です。解消法としては、爪もみ療法や、頭部の鬱血を取り頭寒足熱にすると即効でドライアイやかすみ目などは解消します。タオルをお湯につけて軽く絞り、両目をつぶった上に10~15分温湿布すると、患部の血行が良くなり、症状が軽減します。また、温湿布後1分くらい冷湿布をあてるのを数回繰り返すと効果が更に上がります。遠くの景色を眺めたり、ウォーキングや運動で下半身を鍛えることも必要です。食事は下半身の健康と繋がる根菜類をとり、眼のビタミンと呼ばれるビタミンAたっぷりのニンジンなどをとりましょう。もちろん、肉体的な休養も大切で、パソコン、スマホいじりなどを控えると同時に、睡眠を充分にとり、アルコール摂取や食事の量を控えめにして肝臓の働きを良くするように心掛けましょう。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p172~173)
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