2014年 11号
病変がないのに起こる、原因不明のめまいや耳鳴りを東洋医学では水毒や腎虚にあると捉えています。めまいや耳鳴りがひどくなると嘔吐が起こりますが、これは体のなかに溜まった余分な水分を捨てようとする反応です。メニエル症候群はめまいと耳鳴りの症状を伴いますが、西洋医学でも内耳に溜まったリンパ液という水分が原因としています。ストレス、睡眠不足、過労などが代謝を低下させ水分の排泄を悪くしたものです。体を冷やす飲料はやめ、生姜を少し入れた葛湯や紅茶、梅しょう番茶など体を温める飲み物をとることです。食事は余分な水分の排泄を促進するミネラル豊富な塩分を適度に使い、体を温める働きの強い根菜類、果物なら北方産のものをとることです。適度な運動をし、筋肉をつけ体熱を上昇させたり、入浴でしっかり温めることです。水分代謝がアップし排尿、発汗など排泄が促進されたら改善がみられます。
「耳たぶのしわ」 耳と心臓は形が似ていることから、東洋医学では心臓の異変のサインが現れると考えられています。動脈硬化になり血流が悪くなると、耳たぶの動脈も硬化し、脂肪が縮みしわが出来ます。シカゴ大学医学部の研究によると、108人を8年に渡って追跡調査した結果、「耳たぶにしわがある人」の心臓疾患による死亡件数は「しわのない人」のおよそ三倍、「しわはあるが、冠動脈疾患のない人」の心臓疾患死亡率は「しわも冠動脈疾患もない人」のおよそ6倍であることが報告されています。
参考文献:「非常識の医学書」実業之日本社(p162~163)
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