2020年03.7号
東洋医学治療で免疫力を上げる
今、中国をはじめ、韓国、イタリア、イランなど諸外国での新型コロナウィルスが蔓延しだしてい ます。また、日本国内においても患者クラスターが発生して集団感染が起こっている模様で、今後 ますます感染者が増えていくことが予想されています。こうした感染を防ぐためには、その対策と して厚生労働省では各個人での健康管理が重要で、具体的には石けんによる手洗いやアルコールに よる消毒を行い、なるべく人ごみの多いところは避け、充分な睡眠をとるようにと指導がなされて います。
ではなぜ充分な睡眠をとる必要があるのでしょう?それはもちろん、体や脳を休息させることに より、体の免疫力を高め、ウィルスなどに感染されにくい状態を保つためです。しかし、ストレスの 多い現代社会においては自律神経のバランスを崩しやすく、睡眠時間を充分にとっても、睡眠の質 が良くなくてしっかり疲労回復がなされないという人も決して少なくありません。自律神経バラン スを整え効率よく疲労回復を行い、免疫力を高めるということはウィルス感染の危険性が高まりつ つある現在の状況では自己防衛手段として最優先されるべきものではないでしょうか。
自律神経を整えたり、免疫力を高めるためにはやはり全身の血流を改善して体を温める必要があ ります。ですので、我々が簡単に行えることしては毎日の入浴の際にはシャワーだけではなく、湯 船にしっかり浸かって体を温め、湯冷めをしないうちに床につくことが挙げられます。また、鍼灸 や漢方、按摩といった東洋医学に基づいた治療は自律神経の調整に加えて免疫力向上にも非常に効 果が期待できます。これらの東洋医学的な治療法、健康法は人間が持つ免疫力や自然治癒能力を高 める作用があります。
風邪やインフルエンザにかかってしまった際に病院に行って処方された薬を飲んでもそれは熱や 炎症を抑えたり咳や痰や鼻水を止めたりする対症療法に過ぎず、本当の意味での治療ではありませ ん(もちろん、症状を抑えることはとても大切ですが)。
体内に侵入したウィルスを撃退して治癒に導くのは体のもつ自然治癒能力であり免疫力なのです。 ですから様々な感染症の予防のためにも治癒のためにも、東洋医学的な治療法で病に負けない体の 土台作りをすることこそ、重要であるということがいえるのです。入浴、睡眠、予防治療、少食で体 の防衛能力をフル稼働させましょう。
西 鍼 灸 院 西 邦光
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